ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 12月24日 クリスマスおめでとう Natale a Roma

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*アンティク店のプレゼピオにはすでにイエスキリストの
人形が飾られていますが
赤子イエス人形は本当はイエス様の生まれた24日夜12時以降に
飾ることになっています。
うちの赤子イエス人形、どこにしまったのか忘れてしまいました。
明日どうしよう。


息子が自分で飾り付けができるように買った小さなクリスマスツリー、
本当に小さくなってしまいました。
ツリーは無原罪のお宿りの祝日、12月8日に飾ることになっています。
ナヴォーな広場にもプレゼピオ用の部品や
魔女ベファーナの人形、おもちゃなどを売っている屋台が
ずらりと並びます。

サンタさんが普及する前はローマでは
ベファーナが子ども達にお菓子を持ってくることになっていたのです。
今でももちろん、1月6日ベファーナの来る家庭もあり。
行いが悪いと靴下に木炭(実際には砂糖でできている)を入れられてしまいます。
北部や中部イタリアの街ではベファーナではなく、
12月13日に目の見えない聖女ルチーアが
ロバといっしょにやってきて、子ども達にお菓子を置いて行きます。
夫の実家のヴェローナではクリスマスではなく、
プレゼント交換は今でも12月13日に行われていますが、
アメリカから輸入されたバッボ・ナターレ(サンタさん)の方に
最近は押され気味だそうです。
息子のおばあちゃんは今でも「聖女ルチアのお皿」を
(息子や娘とその伴侶、孫たちが何歳になっていも)全員分用意します。
お皿にはちゃんと名札がのっかっています。
内容はみかん、りんご、クルミとヘーゼルナッツ、
トッローネ、チョコレート、あめちゃんなどです。
ヴェローナに帰り、カラフルで豪華なpiatti di Santa Luciaの並べられた
テーブルを見るのが楽しみです。

ツリーの飾り付けは今年はイタリアで初めてのクリスマスを迎える
レナちゃんといっしょにやりました。
うちの近辺には花市場があり、その関係で
各種デコレーションやテーブルセンターを作るための
いろいろな材料、植木鉢などを売っている問屋が多い。
息子は毎年、お気に入りのアリカンティという大きなお店で
新しいデコレーションを購入することになっていて
今年はうぐいす色のボール型のデコレーションをゲット。
毎年どんどん豪華になっています。

そういえば何年か前、12月8日にナポリに行き、
プレゼピオを制作している工房がたくさん並んでいる通りを訪れましたが、
通りはまるで東京の朝のラッシュアワー状態になっていて
プレゼピオ見学どころではなかったのを思い出しました。