ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

Entries from 2008-01-01 to 1 month

2008年 1月27日 Paranoid Park

本当は『クスクス』を観たかったのだが 夫の同僚で観に行った人が四人もあまりよくないと 言うものだから、結局ガス・ヴァン=サンの『パラノイド・パーク』を 観に行くことにした。 ううん。 これは映画というよりは、ちょっとヴィスコンティの『ヴェニスに…

2008年 1月26日 マリーサ先生おめでとう

昨日は夫に息子の下校時のお迎えをまかせて 大学時代大変お世話になったマリーサ先生の瑞宝章授与式に参加した。 セレモニーの会場は日本大使公邸。 カラカラ帝浴場の大通りをアッピア街道のほうに向かって下っていくと 昔兵士が中に立っていた壁がんのある…

2008年 1月24日 ああ無情

プローディ内閣は結局内側から倒壊。 セナートでは開票結果発表と同時にシャンパンのボトルを開ける音に拍手喝采。 ・・・・ 毎朝息子のクラスの父母たち数人とバールでコーヒーを飲むのが日課なのだが きっと明日はみな落ち込んでいることだろう。・・・・

2008年 1月24日 ローマ市立カピトリーノ美物館モンテマルティーニ発電所分館

クリスマス休みに三人で今までにまだ行ったことのない 美術館に行ってみよう、ということで、 聖パオロに向かう途中のテヴェレ川沿いにある元発電所の中に開館した ローマ市立美術館の分館に行ってみることにした。 発電所は1900年初頭にできたもので、…

2008年 1月23日 「ベッタ」仕上げ

*写真は義弟のアパートからのぞんヴァティカン宮殿 蜜蝋磨きはまるでシェラックで磨いたようにぴかぴかになるのだが 硬質な感じではなく、やわらかな印象を与える。 木目の美しさが強調され、家具全体に気品を与える。 それにしても時間のかかること! まず…

2008年 1月21日 国際絵本原画展審査報告

先週木曜にボローニャから戻って来ました。 今回の審査もまた、全然違う雰囲気のものでした。 審査員の全員が、まずは長年のキャリアによって磨き上げられた 直感を基準に審査に挑みました。 ハンブルグ造形大学のシュトイエ先生の後任、ムルク=タッセル先生…

2008年 1月18日 ヴァレッジョについて

年末、初めて「ミンチョ川のほとりのヴァレッジョ」というところに行ってみた。 街の名前もすてき、以前雑誌できた写真にも 川のほとりにかわいらしい街が写っている、 結婚式の披露宴にもよく選ばれるレストランのある場所だと聞いていたので これは本当に…

2008年 1月11日 蝋で磨く

ほとんど100パーセントに近い蜜蝋で家具を仕上げるのは 至難のわざである。 まだ慣れていないせいかもしれないが こすってもこすっても なかなか表面が均等にならない。 工房の人間が近くを通る度に指で表面を触れて行き、 「まだまだだねえええ、大変だ…

January 8th 2008: Wax or Shellac?

Happy New Year Back to school, back to work! After a ten-day stay in the outskirts of Verona, we are back in Rome, everybody seems all right though the flu this year is raving its way. The commode that we named "Betta" is finally coming th…

2008年1月2日 サン・ヴィートにて

新年おめでとうございます! ヴェローナ郊外のサン・ヴィートにて。 本日ローマに向けて出発予定だったのだが、夫が熱を出し、 明日かあさって出発ということになりそう。 義妹は外国から養子を受け入れる許可を裁判所から得たその日に妊娠し、 今週5ヶ月目…