ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

Entries from 2007-06-01 to 1 month

2007年6月25日 ザリガニ

先週末は息子の幼稚園のときの親友、ミキスの両親に招かれて ミキスのおじいちゃんたちのリエーティの家にお邪魔した。 リエーティはサラリア街道を北上したところの、 ラツィオ州北端の丘陵地帯にある街だ。 彼らの所有する家は17世紀前半に遡る古い塔の…

2007年6月18日 カルトッチ兄弟

Prati地区には公共放送RAIがあるため、 制作会社や編集スタジオが大変多く、 (息子がいつものぞくところがあって、 編集をしているお兄ちゃんたちにいつも話かけている) そのせいか地区内のアパートやお店、学校がロケ地に選ばれることが多い。 一つの道全…

2007年6月17日 サマー・キャンプ

息子は昨年、学校が夏休みに入るとすぐに 旧オリンピック会場にある国立体育大学のサマー・キャンプに通い始めた。 息子の小学校は昨年、大学の研究に協力し、 その続きとして学校が終了してから1ヶ月間、 60人あまりの児童を対象にスポーツ導入に関する…

2007年6月15日 修復プロジェクト発表

昨日、 オラトリオでの修復に関する報告会議が 行われた。 まずは工房長がプロジェクトの概要を説明し、それに続いて オラトリオでの研究と修復をライフワークにしている建築家、 アンナがオラトリオの歴史を語ってくれた。 そのあと、主力の3人による修復…

2007年6月7日 話す、書く、描く

本日コンファレンスが行われ、ローマ大学の工学部の先生が エトルリア時代の陶器の本物を見分けるためにどのような技術が 使われているか説明し、ミラノの科学博物館の研究者が 特に象牙と木を素材にし美術品の制作年代の スペクトロスコープによる分析につ…

2007年6月5日 贋作

工房で「贋作」をテーマにした展示がはじまった。 明日から2日間にわたって、偽物かどうか見分けるための 分析方法などに関するコンファレンスが行われる。 私に与えられた課題は「ヨーロッパ美術における『偽物』の歴史」 というテーマで小論文を書くという…

2007年6月2日 un po' in ritardo ma.... 2年生になりました!

きょう、息子は友人のレオちゃんとともに2年生に進級。 2年生の教科書とワークブックが日本から届き、 さっそく「ふきのとう」を読んでみた。 (表紙をてがけた作家さんを息子も直接知っているし、 『スイミー』のレオ・レオニにも出会うことができたので 2…

2007年6月1日 「ミラノのテーブル」

2006年末に仕上げた「ミラノのテーブル」が ヴァティカンの近くにあるオークションで売れたとい報告が今日あった。 このテーブルは真っ黒に塗られていてぼろぼろだった。 リッカルドの知り合いのおばあさんの物置にあったものだ。 ペンキをはがしてみる…