Entries from 2008-01-01 to 1 year
*写真はルッカ出身のディーラの扱っている教会関係の家具 *二枚目はバロックに想を得たルイージ・フィリッポ様式のアームチェア。 バロックのものと比べておおざっぱで豪快である。 サングラスの女性は誕生日が同じ友人のフランチ。 12月のアレッツォの…
*アンティク店のプレゼピオにはすでにイエスキリストの 人形が飾られていますが 赤子イエス人形は本当はイエス様の生まれた24日夜12時以降に 飾ることになっています。 うちの赤子イエス人形、どこにしまったのか忘れてしまいました。 明日どうしよう。…
今回、地は銀箔なのですが、 金に見せるために「メッカ」仕上げにしてみました。 本来はgomma laccaや樹脂を用いるのですが 今回はタールをトレペン油で薄めたものを使いました。 スポンジで軽くたたくようにして施します。 効果をみてみるためにさっそく試…
土曜の夜中の雹にはびっくりです。 ナイアガラの滝のようなものすごい音でした。 朝、お庭に落ちた分はたいだい溶けていたのですが 不思議なことにうちのすぐ近くの道を曲がったところに なぜか集中的に降ったようで、25センチ近くつもっていました。 清掃…
夏にアレッツォのアンティック市で購入した4点のうち、 2点の修復がいよいよ追い込みだ。 食器棚は状態がよく、丈夫な作りだ。 仕上げの色は多分あの蜂蜜色を活かして mordenteで染めずにそのままgomma laccaを塗り、 蜜蝋仕上げでいくことになるだろう。 …
今回は銀箔を用いての箔置き。 箔置き後には瑪瑙で磨きます。 この段階が一番嬉しいかも。 石膏の盛り上がっていてたくさんのったところが やはりきれいに、まるで銀の固まりのような輝きを帯びます。 瑪瑙は力を入れてがりがりと磨きます。 (二枚目の写真…
今週はローマの4つのヴェニューにて アジア映画祭が開催されている。 昨年もインドや中国の映画を鑑賞したのだが 残念なのは、学生がほとんど観客の中にいないということ。 先週も最近修復されたハドリアヌスの神殿にて 「アジアの建築」というテーマで4つ…
0)児童文学の誕生 イタリアにおける児童文学は1837年、パラヴィチーニLuigi Alessandro Parravicini の『ジャンネット』Giannettoという、ある少年の産業社会における立身出世を語った教科書の中で定義された。子どものための本とは、社会的、道徳的モ…
大きなワードプロセッサーをしょい、カメさんのような出で立ちで イタリアに降り立ったのはちょうど20年前の今頃。 (今の留学生は軽いラップトップですね。 あのサンヨーのワードプロセッサーは縦書きができるのと 確かイタリア語のアクセントの打てる唯…
箔置きのこつ: 1)下地をしっかり作る事。 そうでないと、瑪瑙仕上げをするときにあの独特な まろやかさが出ない。 2)ボール(膠灰粘土)はあっつあっつのものを塗る。 3)ボールを塗り付けてから時間が経ちすぎてしまうと グアッシュを塗った時にボー…
HI guys, I've started to learn the art of traditional gold-gilding (water gilding), at the end of the course I should be able to make and restore many types of frames gilded in gold and silver. Started out by applying layers of gesso di Bo…
残念ながら教育相ジェルミーニの法令は参院でも 通ってしまった。10月30日、予定通りストとデモが行われ、 ローマ市民、学校の先生や生徒たちだけでなく 遠くはシチリアからデモ隊がやってきた。 午前10時にレプブリカ広場から出発した大行列は 12時…
1)Running along the Tiber 2)Bookshop Cafe' Bibli in Trastevere 3)Today's cakes at Bibli 4)'Neath the bridges 5)Butoh performance on the banks of the Tiber The Tiber, called "the River" once was the center of life in the city of Rome. Once …
日本でどの程度報道されているのかは調べていないのですが イタリアでは特に小学校が昔のシステムに戻ることになりました。 (専門家による調査委員会も設置されす、研究も一切踏まえていない改革です。) まずは大幅な予算削減により教師を半数に減らし、 …
昨夜相棒といろいろ話していたのだが やはり子どもが自分でも読める挿絵入りの、 子どものために書かれた本が出版されるようになるのは 「児童」という概念が定着し、 中産階級の購買力が安定してから。 それまでは子どものための本と言えば教科書のみ。 (…
ムナーリの『読めない本』のシリーズ。 今となっては文字のないor文字を最小限におさえた、 色や形の「展開」を楽しむ絵本は 子どもの絵本の世界にも受け入れられているが (カーターのあのめっちゃ楽しい抽象的な飛び出す絵本は イタリアでもFranco Panini…
イタリアの児童文学史の本を読み進めているのだが 今までうすうすと感じていたことはただの印象では なかったということが判明。 ボローニャ・ブックフェアのイタリア館は どんしてこんなに教科書を専門に出版する出版社ばかりなんだろう、 例えばフランスと…
*写真は上から:1)舞台裏:エレガンドなジョヴァンナおばさんと ジョークを飛ばすのが上手なマリアおばさん In the garage kitchen: elegant Aunties peeling potatoes 2)テーブルの端っこにすわらせてもらいました Our places at the very end of the …
暑いです、ローマ。 北向きなのに日中は家で仕事ができないほど。 週末はフレジェーネの海辺でサッカー。 7時半頃になると浜辺にずらりと並んだビーチ施設が お片付けをはじめるので 砂浜がようやくわれわれのものになる。 まっくろに日に焼けたかっこいい…
*Wrought-iron Dragon *Sagrada Familia-Under Construction- (photo by Dan) *Getting Dizzy on the Pedrera Rooftops *See the Sagrada Familia in the Distance? *Spiral Passageway and the Sagrada Familia-like Tree *Like Magic The Gaudian Bing Ban…
* 工房でおやつを食べるぼくMunching the Summer Away * 食器棚credenza、ガラス戸付き棚(上)The Aretine Cupboard * 食器棚、(下) The Cupboard, bottom part * 箪笥comoユのその後 Eclectic-style Tuscan Commode アレッツォの家具2点の修復は順調…
The Feronia Prize was begun seventeen years ago as a challenge against other literary prizes. It is meant to stimulate and to regenerate cultural activities that tend to remain stagnant in Italy. The award-giving ceremony is held each year…
As soon as I finised wax-polishing the 'madia' (kneading trough), I sent an sms to Nadia to tell her the good news. She promptly called back to tell me that she was coming to get 'her' (every piece of furniture that I restore assumes a per…
*修復前の状態。 オリジナルの大理石の台も飾り柱のところが ミッキーマウスの耳の形になっています。 *長い締め金をつけて全体を補正。 *後ろ脚が折れてしまったようです。大理石重いですから。 でも折れたところがあまり古くなっていないので 無理に動…
*ボンギ通りの夾竹桃 Via Bonghi Oleanders *真夏のコロッセオ The Colosseum in Summer *「黄金の館」公園で遊ぶ Playing in Nero's Park *落書き Contemplation in Chalk The oleanders are bursting in color, ranging from white to dark pink. Ther…
*My son and his brand-new classmate on the Tiberine Isle. 新しいクラスメートとともに、ティベリーナ島の夜。 *The "Broken Bridge" 「壊れた橋」 It's scorching hot! But I remember that August in Kyoto was hotter.... Last night I was back on …
ようやく蓋復活です。 このあと、ちょっと赤めのモルデンテを塗り、 ラッカーを塗ります。 蝶番、オリジナルのとは違う形のものが 以前修復をしにいったフィリピン会のオラトリオ付近の 素敵な金具屋さんで見つかりました。 (この金具屋さん、しかし経営難…
今週からテヴェレ川のティベリーナ島と トラズテヴェレ側のテヴェレ右岸に 屋台やレストランなどがずらっと並べられ、 日没後はきれいにライトアップされ、とっても美しい。 昨夜は息子がキャンプに一泊したので 私の方は工房友達のヴァッシとテヴェレ川岸で…
*On the steps of PalaExpo お父さんはロスに出張。 息子と2人だけの週末日記。 Daddy's out in L.A. Here's what Mom and I did on Sunday... 日曜はまずポルタ・ポルテーゼの市に行って パン入れに付けられそうな古い蝶番を探した。 アンティックの家具…
今年の紫陽花は見事です。 もう、本当にびっくりであります。 今までローマではあまり見られなかった青い色が今年はまあああっさお。 (うちの古い電話線を故障させたあの)長雨のせい、いやおかげでしょう。 ということは酸性の強い雨がたくさん降ったとい…