ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

Entries from 2008-04-01 to 1 month

2008年 4月24日 キリストの木像 Christ in Polychrome Carved Wood

*反宗教改革の規格に合った、どろどろタイプではない、復活の兆しを見せる 穏やかなキリスト像だと言えましょう。でも鼻血が出ています。 セルモネータというローマ郊外の街の教会内部の木工品修復プロジェクト。 こちらには途中からの有志参加だ。 工房に…

2008年 4月22日 本日のバールで5分間

*写真はローマ郊外、ポンティーナ街道沿いの農場。 菜の花に羊の群れ。ローマもすっかり春だ。 このごろ朝、みんなでコーヒーを飲むバールを変えた。 今まではヴァンニという、お菓子屋さんを兼ねた大きなバールにて 集合することになっていたのだが すわる…

2008年 4月19日 トリノ覚え書き

*写真はマダーマ宮殿内の吹きガラスの窓。 ピエモンテ州は本当に「木の文化」」が感じられる地方だ。 トリノの中心街の建物の扉にはすべてオーナメントが彫られている。 王宮美術館にも18世紀以降の見事な家具が展示してあり、 マダーマ宮の美術館にもす…

2008年 4月17日 ザ・ムナーリ・コレクターズ

*写真はトリノに向かう車窓から臨んだ水田。『苦い米』の舞台だ。 今年はボローニャのフックフェアをはさんで 何と合計3人のムナーリ関係のコレクターたちを訪問。 まずはバッコリ氏のバッコリ・コレクション。 アルト・アーディジェ州のカヴァレーゼとい…

2008年 4月16日 2008年ボローニャ・ブックフェア

今年はボローニャのブックフェアも大盛況だった。 日本の出版社にとってはしかし年度末にかかっていたので 参加が大変だったようである。 今回は仕事でブースの方はあまり回れなかった。 福音館のテーマ別の季刊絵本というのだろうか、はしかししっかりみた…