ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 3月16日 金ぴかの百合、ナポレオン様式の小机

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パルマのアンティック市でゲットした
ナポレオン様式の小型の机。
厚いクルミの化粧板が全体にかかっています。
小さなサイズでしかも、裏側にもクルミの板がはってあるので
居間の、例えばアームチェアの横におくこともできる
便利なサイズ。
脚の部分についている台は、復興期のデザインを思わせます。
修復の講座に通いだして2年目に担当した
後期ディレットリオ様式のコンソールを思い出しました。
(これは前足にライオンの頭の木彫りのついている
すごいものでした。
残念ながら写真が一枚もない。)
ファサードには両側に多分、金箔等の貼ってあった小さなフリーズが
ついていたかもしれません。
それを自分でデザインして彫るのが楽しみです。

百合のフレージョ、きんきらきんになりました。
鋼綿ですこしトーンダウンしてみました。

工房長がアレッツォの市で購入したフレージョの修復を
買って出てしまいました。
どこまで修復するかが問題です。
とりあえず、魚ののりではがれそうな石膏ベースの部分を
木にしっかりと固定していきます。