ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2009年 3月 不思議な雲の夕べ

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ローマは突然春に突入したのかと思えば、
きょうは一気に気温が低下し、
ネーミ湖畔のネーミの街では雪が降り始めたと
工房で大騒ぎをしている人がいました。
こちらの写真は、先週の不思議な雲。
エル・グレコもびっくりするような渦巻き状の雲でした。

渦巻と言えば・・・ひょんなことから企画することになった
日本の「未来派」音楽のコンサート、どうやら本当にローマで実現できそうです。
日本で楽譜探しを手伝ってくれているよっちゃんさまのおかげです。
日本の親友たちのサポートもあります。ありがとうみんな!!!
そして長木先生。先生の企画したコンサートがベースになっています。
1900年代の日本人の西洋文化の受容力、すばらしいです。
情報過多の現在を生きる、今の日本人よりも数百倍も感覚が研ぎ澄まされていたような
印象を受けます。

そして子どもの未来派展。可能かどうか分かりませんが。
ボローニャ児童図書展での仕事のあと、
相棒二人と共に調査旅行にでかけます。
今回はミラノ、トリノ、ルッカです。
帰りにアンデルセン賞を受賞したロベルト・インノチェンティ氏の
トスカーナのアトリエを訪問し、少し撮影をさせてもらいます。
ピノッキオの宇宙、ちょっとのぞいてみます。

雲の話にもどります。
アレッツォの雲は不思議です。
コットンをほぐしたような、やわらかい、きれいなbillowing clouds.
手が届くほど近く感じます。
上空にいつも風が吹いていて、どんどん変化していきます。
ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画の雲でもあります。
(前にも書いたかも)