ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 1月23日 「ベッタ」仕上げ

イメージ 1

           *写真は義弟のアパートからのぞんヴァティカン宮殿

蜜蝋磨きはまるでシェラックで磨いたようにぴかぴかになるのだが
硬質な感じではなく、やわらかな印象を与える。
木目の美しさが強調され、家具全体に気品を与える。
それにしても時間のかかること!
まずは麻布でみがき、仕上げに羊毛(マエストロの古いセーター)を
使うことにした。少しでも蝋が付きすぎていると、毛がくっついてしまうからだ。

息子の学校ではしらみが大発生して親たちは大変困っている。
息子はどういうわけか一度もしらみを持って帰ってきたことがない。
体質(毛質?)によってはつかない人もいるのだろうか。
算数は分数に入ったので息子は大変喜んでいる。
イタリア語の課題で「知っている広場がどうなっているか説明しなさい」
という作文の課題ではヴェネツィア広場の説明を書いた。
「広場の中心には丸い花壇がある。広場の奥には祖国の祭壇がそびえている。
祭壇の両側には馬の銅像が飾られている。
夜になるとろうそくの火がともされ、とてもきれいなので、
そこを通るたびにぼくは写真をとる。
後ろを振り向くと、『カフェ』という名のバールがある。」