ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2009年 4月20日 大工さんの作業台 Banco da falegname

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新しい工房近くの空き地で建設工事が始まったかと思いきや、
すぐに作業が中断された。
変だなあと思って赤いプラスチックの柵に近寄ってみると、
工事の看板が、「考古学的発掘作業」の看板にすりかわっているではないか!
頭を突っ込んでのぞいてみると、
たしかに掘り起こしたところの下の方に、
丸いレンガの遺構が見え隠れしている。
確かにこの辺りは古代ローマの水道があったり、
神殿やら大型の円形のお墓などの遺跡があるので
どこを掘っても何かが出てくるのでしょう。
しかしこの発掘調査も時間がかかりそうである。
今日もチェックしたのだが、まだそれらしき人を見かけていない。

カニーノの大工さんから購入した作業台は現在修復中。
ブナ、トネリコ、モミ材が使用されていて
長い間外においてあったせいか、だいぶ痛んでいる。
脚の部分はパネルを挿入したとたんに
構造がかなりしっかりしたものとなった。
日本への帰国間際の相棒が飛び入りで作業に参加。
作業中の時間の流れ方が好きだ。