ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 4月19日 ラディスポリのカルチョーフォ祭 La sagra dei carciofi a Ladispoli

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今週末は海辺の街、ラディスポリの有名なカルチョーフォ祭に行って来ました。
街の周辺には確かにカルチョーフォの畑がたくさん見られます。
カルチョーフォは紫色の花が咲くと、アザミにそっくりなのですが、
花は写真で見た事しかありません。
日本語で「チョウセンアザミ」「アーティチョーク」などど呼ばれるカルチョーフォには
いろいろな種類があります。
私が一番最初に食べたのは、とげ付きの細長い種類のもの。
もう20年近く前のことになりますが、
パレルモの市場で、ドラム缶の中でレモン汁で煮たものを食べました。
とげがあるのを知らずにそのままかぶりついたので、
とっても痛かったのを覚えています。
ローマでは2月ごろから丸い、とげのない大きなカルチョーフォ、
「ロマネスコ」が出始めます。
今回のお祭りの主役もこの丸い「ロマネスコ」。
Cimarola, mammola とも呼ばれています。
海辺に一番近い市内の広場の奥の大きなテントで
カルチョーフォの天ぷらを大きな鍋で揚げていました。
一皿5ユーロだったのですが、山盛りで多分カルチョーフォ3、4本分。
広場の両側にもたくさんのテントが立っていて
イタリア各州の特産物を味見できるようになっていました。
我々はカルチョーフォの天ぷらの他に、
サルデーニャとシチリアのお菓子をお昼に食べました。
帰りには一番おいしそうなカルチョーフォのおいてある屋台で
カルチョーフォを10本購入。
ローマで買うと、この大きさだと一本1ユーロするのですが
ここでは何と50セント!
とっても得をしたような気がしたので、気持ちよく帰路につきました。