ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2009年 6月 夏のキャンプ

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4年生もいよいよ終了!
クラスの劇は分校の幼稚園の劇場で行われた。
内容はテレビの中に吸い込まれて大変な目に遭う子どもたちの冒険。
先生達へのプレゼントはことしはシュワロフスキーのクリスタルのイアリング。
ブーケはばらとガーベラ。
今年も父兄代表をやったのだが、文句ばかり言う親が一人いて、
とってもつかれた。
オペラ入門講座、短編映画制作とメディア・リテラシーのセミナー、
サッカー観戦における道徳教育、本のお祭り用の詩の創作、
イタリアの伝統舞踊と民謡のセミナーなど、4年生は今年
盛りだくさんだったので、結果として
恒例の遠足に行く時間がとれなかったのだが、
それに対して、猛烈な攻撃をしかけてきたのだ。
Boh...としか言いようがありません。
通知表は先週の水曜日に配布。
ジェルミーニ教育相の改革により、小学校でも10段階評価。
5を一つでもとると、進級できない。
今までとてもよいと思っていた先生たちの
総合評価の欄もなくなってしまった。
すべて数字に還元だ。

息子は20日にWWFの主催するサマー・キャンプに向けて
テルミニ駅より大型バスで出発。
イタリア全国の国立公園およびWWFのオアシスにて
子どもたちを対象としたキャンプが開かれているが、
息子が選んだのはグラン・サッソ国立自然公園の中の
ペンネ湖のWWFのオアシス。
http://lnx.focamonaca.it/preview.php?id=nl157258&campo=oasi%20lago%20penne&pag=0&codice=
(カワウソの保護センターあり)
被災地アブルッツォ地方の公園なのだが、
震源地からは離れているので一応安全。
ホームページにも大きな文字で、
「アブルッツォのキャンプは地震の心配はありません」と書いてある。
アブルッツォ州のキャンプに参加する事により、
震災後の再建に多少貢献することになるということだ。
ペンネ湖のオアシスでは乗馬コースが展開。
本日息子から電話がかかってきたのだが、
さっそく第一回のレッスンがあったのだそうだ。
「馬はあったかい?」と日本語できいてみたら、
「うん、あったかいよ」と日本語で返事が来た。
案内書にはポニーから始める、と書いてあったが、
いきなり馬に乗ったらしい。
まずは乗り降りの練習から。
10日間のキャンプなので、弟が20年ほど前に残して行った
バックパック(登山用リュック?)がぱんぱんになった。
(パンツ、Tシャツ、靴下それぞれ9枚!)
ローマ組のなかで、バックバックを持参した子どもはしかし息子一人。
他の子はみな、クルマ付きの旅行かばん・・・。
うーん。