ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2010年 3月 図書館めぐり Book Hunting in the Libraries

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*上の写真は元ローマ大学「ラ・サピエンツァ」本部中庭の突き当たりにある
聖イーヴォ教会。国立古文書館はこの建物の2階にあります。
*1927年に取り付けられた「本の噴水」。
古文書館横の道Via degli Staderariにあります。
聖エウスタキオ地区のマーク、鹿の角つき。
(鹿の角の上にキリストが現れ、キリスト教に改宗したエウスタキオ)
知識は精神を潤します。

天正少年使節の、ボローニャにおける訪問の記録を再び読むため、
ボローニャで参照したヴィザーニの年代記をローマでさがす。
国立図書館では、状態が悪く、閲覧できませんと言われ、
同じ本のある国立古文書館に赴く。
古文書館はローマ大学の昔の本部のあった建物で、
中庭のつきあたりにボロミニのデザインした聖イーヴォ教会のあるところ。
ここには実に親切な司書さんたちがいて、
来週月曜まで、この本閲覧できないが、
近くのBibilioteca Angelica(聖アゴスティーノ教会横),
Biblioteca Vallicelliana(前に修復作業をしたオラトリオのあるChiesa Nuova横),
Biblioteca Casanatense (イグナツィオ教会近く)のいずれかにいけば
あるかもしれません、作業を早めるためにもぜひ行った方がいい、
とアドヴァイスされ、
さっそく歩いて5分程度のアンジェリカに向かう。
アンジェリカ図書館は天井まで届きそうなほど高くまで羊皮紙の表紙の古い本が
ぎっしりつまっている世にも美しい図書館だ。
(身分証明されあれば、誰でも利用できる。)
司書さんに言われた通り、ここにちゃんとありました!!
やったああ!!
使用に際する覚え書きには
「指をなめて頁をめくらないように」と書かれていました。
『薔薇の名前』を思い出します。