ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2010年 6月 小学校卒業!Finita la scuola elementare!



あらよという間に過ぎ去った5年間。
息子はとても満足そうです。
最後の演劇の発表会でも息子は喜劇役者としてかなりの拍手をいただきました。
息子のクラスはとても演劇に達者な子たちが多いのだが、
この5年間、息子の場合は毎年少しずつうまくなっていったような気がします。
(2年前は緊張しておなかがいたくなったのでした。)
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ヴィットリオ・エマヌエーレ広場で「春が来た」を日本語でうたいました

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クラスの劇作品は、お話泥棒の物語でした。息子は左側の白いワイシャツ。
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           あの厳しいクリクリ先生がべそをかいています。初めて担任を持ったクラスでした。
 とても大変なクラスだったのに、あきらめずによく頑張ってくれました。

クラスのパーティーは学校最後の日の放課後、
クラスメートのお母さんの経営しているテニスクラブで。(きこえはかっこいいですねえ)
パーティーがはじまると学校で許されなかったgavettone
(小型の風船に水を入れてそれを人に
投げつける遊び。徴兵制のあったころ、新入りに対して行われた儀式。)で炸裂!
みんなびっしょりになり、テニスコートにねそべって身体を乾かしていた。
幸いとってもいい天気でした。
パーティーにはおかあさんたちがみんな手料理を持って来ました。
私はスモークサーモンで作った「疑似寿司」を子どもたちと現地でにぎりました。
結局みな、夜の10時頃まで大騒ぎです。
最後に妊娠5ヶ月のおかあさん、ナディアがベリーダンスを披露!!!
先生たちも大感激です。

子どもたちの間にもいろいろとありましたが、
父兄の間で特にいろいろとトラブった5年間。
(子どもたちは幸い、みなとても仲良しです。
5年間、クラス替えもなかったので。)
ああ、本当に先生たちもよく乗り切りました。
父兄の間で深い友情が生まれることは非常に珍しいと言われますが、
トラブルがあったからこそ、団結力がかえって強くなったということも。
「朝のコーヒーの会」の仲間です。
これから、みんな中学校でクラスがばらばらになりますが、
バールを変えて、またみな集まりそうです。
私たちの選んだ中学は地区内の2つの校舎に分かれているので、
そのちょうど間あたりにあるバール、有名なFaggianiが本拠地となりそうです。
小学校を卒業したのは子どもたちだけではなかったようです。