2010年 10月 カニーノでぶどうを収穫 La vendemmia a Canino
戻って来ました、一年ぶりのカニーノです。
カニーノはローマから約100キロ、アウレリア街道近くの街で
エトルリアの都、ヴルチの遺跡で有名です。
昨年はヴルチの遺跡近くの中世のお城でも展開された
カニーノ映画祭(ホラー、スリラーなどの短編映画が中心)を観に
行ったのですが、今年はなんと、憧れのぶどう収穫に参加するために行きました!
こちらは息子の級友のお父さん、ルチャーノのいとこ、エルネストさんのぶどう園。
すばらしいシャルドネー種のぶどうの木が延々と続きます。
お友達たちは途中で飽きてしまったのですが
息子は大人たちとかなり最後の方までいっしょにぶどう収穫。
もともと農作業の好きな息子です。
剪定ばさみでチョキンチョキン。
ぶどうの木の列の両側に人が配置され、
組んだ人といっしょに両側のぶどうを切って行きます。
食べてみて、と勧められて口に入れてみると、なんとも甘い
ジューシーなぶどうでした。
2010年のワインはとても質の良いものとなるだろうという予測です!
食後にエルネストさん自宅地下のキャンティーンに行き、
ねかせて15日目のワインを試飲させてもらいました。
(なんとその地下に、エトルリアの墳墓風のほこらが彫られていて、
エトルリアの[偽物の]ちょっと欠けたつぼが置いてあったりしました!!
私がびっくりするのを、非常に喜んでいました、
エルネストさんのおやじさん。)
この「若い」ワイン、もうすでにおいしかったです!!!これは非常に期待できます。
エルネストさんのぶどうの糖度は約19度、
だいだいアルコール度14度前後のワインに仕上がるとのことです。
こちらはヴルチのお城の「悪魔の橋」。
一体どうやって作ったのだろう、悪魔の手を借りたに違いない、
と思わせるような、高度なエンジニアリングの必要な橋につく
典型的なあだ名です。
それだけではなく、橋の向こうには異界が・・・という
日本的な「境界」ゾーンとしての橋の考え方も反映しているのかもしれません。
映画祭で訪れた時には真っ暗で、橋の向こうが見えず、けっこう怖かったです。
ホラー映画の舞台となりそうです。
お城はもともとは巡礼者を泊める修道院だったらしいのですが、後世になると
ローマ法王領とトスカーナ大公国の境目の関所として機能していました。
現在、ヴルチの出土品を集めたエトルリア美術の博物館となっています。
エトルリア関係の考古学博物館は発掘場所ごとに出土品を展示するのが
一般的なのですが、この博物館は時代ごとの展示になっているため
様々な様式の発達が年代順に見られるので、とても分かりやすいのだそうです。
しかし子どもたちが疲れていたので、見物は次回にお預け。
橋から見下ろすフィオーナ渓谷。周囲からは全く見えません。
突然、地面が足下でぱっくり割れている、という感じの渓谷です。
本当に美しい景色です。
お城のお堀には湧き水が流れていました。
カメラの電池が切れてしまっておほりのきれいな水面は撮影出来ず仕舞い。
お城は原野にぽつんと建っています。
魔法がかかっていそうな、不思議な場所です。
カニーノはローマから約100キロ、アウレリア街道近くの街で
エトルリアの都、ヴルチの遺跡で有名です。
昨年はヴルチの遺跡近くの中世のお城でも展開された
カニーノ映画祭(ホラー、スリラーなどの短編映画が中心)を観に
行ったのですが、今年はなんと、憧れのぶどう収穫に参加するために行きました!
こちらは息子の級友のお父さん、ルチャーノのいとこ、エルネストさんのぶどう園。
すばらしいシャルドネー種のぶどうの木が延々と続きます。
お友達たちは途中で飽きてしまったのですが
息子は大人たちとかなり最後の方までいっしょにぶどう収穫。
もともと農作業の好きな息子です。
剪定ばさみでチョキンチョキン。
ぶどうの木の列の両側に人が配置され、
組んだ人といっしょに両側のぶどうを切って行きます。
食べてみて、と勧められて口に入れてみると、なんとも甘い
ジューシーなぶどうでした。
2010年のワインはとても質の良いものとなるだろうという予測です!
食後にエルネストさん自宅地下のキャンティーンに行き、
ねかせて15日目のワインを試飲させてもらいました。
(なんとその地下に、エトルリアの墳墓風のほこらが彫られていて、
エトルリアの[偽物の]ちょっと欠けたつぼが置いてあったりしました!!
私がびっくりするのを、非常に喜んでいました、
エルネストさんのおやじさん。)
この「若い」ワイン、もうすでにおいしかったです!!!これは非常に期待できます。
エルネストさんのぶどうの糖度は約19度、
だいだいアルコール度14度前後のワインに仕上がるとのことです。
こちらはヴルチのお城の「悪魔の橋」。
一体どうやって作ったのだろう、悪魔の手を借りたに違いない、
と思わせるような、高度なエンジニアリングの必要な橋につく
典型的なあだ名です。
それだけではなく、橋の向こうには異界が・・・という
日本的な「境界」ゾーンとしての橋の考え方も反映しているのかもしれません。
映画祭で訪れた時には真っ暗で、橋の向こうが見えず、けっこう怖かったです。
ホラー映画の舞台となりそうです。
お城はもともとは巡礼者を泊める修道院だったらしいのですが、後世になると
ローマ法王領とトスカーナ大公国の境目の関所として機能していました。
現在、ヴルチの出土品を集めたエトルリア美術の博物館となっています。
エトルリア関係の考古学博物館は発掘場所ごとに出土品を展示するのが
一般的なのですが、この博物館は時代ごとの展示になっているため
様々な様式の発達が年代順に見られるので、とても分かりやすいのだそうです。
しかし子どもたちが疲れていたので、見物は次回にお預け。
橋から見下ろすフィオーナ渓谷。周囲からは全く見えません。
突然、地面が足下でぱっくり割れている、という感じの渓谷です。
本当に美しい景色です。
お城のお堀には湧き水が流れていました。
カメラの電池が切れてしまっておほりのきれいな水面は撮影出来ず仕舞い。
お城は原野にぽつんと建っています。
魔法がかかっていそうな、不思議な場所です。