ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2006年 6月26日 テヴェレ川の夏の夜

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今週からテヴェレ川のティベリーナ島と
トラズテヴェレ側のテヴェレ右岸に
屋台やレストランなどがずらっと並べられ、
日没後はきれいにライトアップされ、とっても美しい。
昨夜は息子がキャンプに一泊したので
私の方は工房友達のヴァッシとテヴェレ川岸で夕食。
クスクスなどのアラブ料理を出すこのレストランは
ちょうど川に段差のあるところに設置されていたので
とっても涼しい。
テヴェレがしかし臭うのは残念だ。
ボールやタイヤ、ペットボトルなどが滝になったところで踊っていた。
しかし夜だし、照明が美しいので
ボールやボトルもきらきら。

中州の島はちょうど舟の形をしていて
その先のほうに息子を産んだ病院がある。
病院がナイトライフの展開されるコンテクストにあるのは
ローマらしくていいなあと思ったのだが
うるさくはないのだろうかとちょっと心配になった。
でもよく見たらレストランのテーブルらは
病室のある窓の方までは並べられていなかったのでちょっとほっとしたりした。

ヴァッシはギリシャ出身のデコレーター。
フリーになった途端に(私も含めて!)いろいろな人たちが
いろいろな提案をしたりするので、
嬉しいような困ったような状態にある。

川をもっと北上したところの岸辺で息子のほうはその時間、
きもだめしをしていたらしい。
通うのが2年目になるこのキャンプ、たしかにおトイレ事情などあまりよくないし、
アウトドアの活動がほぼ100%なので
雨がふると体育館が150人の子どもを収容するには小さすぎるなどの
欠点はあるのだが、
泊まりがけのテント生活体験や
ローマのモスク付近のアンテナ山の森の中で
ロールプレイングのゲームをしたりする企画があるので
息子はとても気に入っている。