ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 ローマ夏の盛り Cicada Concert

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暑いです、ローマ。
北向きなのに日中は家で仕事ができないほど。

週末はフレジェーネの海辺でサッカー。
7時半頃になると浜辺にずらりと並んだビーチ施設が
お片付けをはじめるので
砂浜がようやくわれわれのものになる。
まっくろに日に焼けたかっこいい兄ちゃんたちが
波打ち際まで進出していたデッキチェアを次々とたたんで山積みにし、
フォークリフト付きの大きなトラクターで運ぶ。
すぐ近くにフュミチーノの空港があり、
日没ごろになると着陸する便が急に増えるような気もする。
きれいなほおづき色の太陽が線香花火の火玉のように
ぽたりと海の向こうへ落ちて行く。

妹がローマにやって来た!
新しく購入した練習用のサッカーボールをトライしたい息子の要望に沿い、
一日目の観光のコースにはローマで一番広い
ドリア・パンフィーリ公園を入れてみた。
蝉達が一気に羽化したようで
松の幹には小さな透明なぬけがらがたくさんくっついていた。
ローマの蝉は高い所で鳴くのでまだ実物は見ていない。
種類もあまりなく、鳴き声もじーじーじーととても単調で
あまり風情がない。
イタリアには虫の文化があまり発達していないので
イタリア語版のウィキペディアの蝉の解説を見ても
なんとも乾いた感じがする。
古代ギリシャ人は蝉を食したそうである。
(しかし「虫キング」が流行することにより、
イタリアの子どもたちも虫を愛でるようになるかも!
イタリアにもきれいな虫がいるぞ!
何年か前にヴィーコ湖の公園で
大きな、エメラルド色の美しいバッタを見た。)

ツゲの香りと蝉、初めて訪れたローマの夏の思い出。
ルネサンス式庭園のあるヴィラを横目に公園を抜け、
「国見」をするためにジャニコロの丘のガリバルディ広場まで歩く。
正午になるとそこで大砲を鳴らすのだが
われわれがたどりついたのは1時頃だっただろうか。
炎天下のローマは白くぎらぎらと輝いていた。
パンテオンのクーポラが見えたので
あしたはそこへ行こうねと話す。
写真の聖ピエトロのクーポラは広場の裏側から撮影。
谷間には緑が生い茂っていて実は農家もあり、
羊の放牧もなされている。

週末にはヴェローナへ移動。(ローマより涼しいことを願って)
5月に産まれたもう一人の姪っ子にやっと会える。
身長60センチ、体重は4キロを超えていて
太り過ぎではないかと義妹夫婦はとても心配していたのだが
息子の成長記録のメモを見たら
息子は2ヶ月で64センチ、6キロ500グラム、
授乳を30分で切り上げあとはカモミールをあげること、
太り過ぎ注意、と書かれていた。

Hi guys!
All of the sudden there are millions of cicadas!
(I have some on my palm tree in the condo garden too.
Didn't know that cicadas were interested in
palm trees...)
At the Villa Doria Pamphili Park we saw lots of
cast-off cicada shells on the pines.
Tomorrow we are going to Verona by car.
It'll be great because Marichan, my aunt is with us!
That really skinny guy in the photo is me playing soccer on the beach.
Had to close my eyes 'cause of the sand that flew up!
Mom said that when I was only two months old I was the
fattest baby in town (passers-by would call me ''salsicciotta'' or the
''Buddha Boy''), no trace of that anymore!
Now they call me "toothpick"...