ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2008年 11月21日 第9回 アジア映画祭

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今週はローマの4つのヴェニューにて
アジア映画祭が開催されている。
昨年もインドや中国の映画を鑑賞したのだが
残念なのは、学生がほとんど観客の中にいないということ。
先週も最近修復されたハドリアヌスの神殿にて
「アジアの建築」というテーマで4つあまりのドキュメンタリーが
上映され、ディスカッションがあったが、
若者はほとんどいなかった。(子どもは息子一人だけ)
「東京スキャンナー」という押井守、松宏彰による日本の作品も参加していたが、
これは空撮の信じられないほど美しいもので
どちらかというとゲーム的。
Liu ZenchenのUnder Construction は上海の高層ビル街建設にあたり、
家を追い出されてしまった人々に関するものだったが、
インタビューと言えるものは最後に一カ所だけで
悲しく美しいrovineのレイヤーの中を時々
時々亡霊のように、そこに住んでいた人たちの影が通り、
声がエコーする・・・・。とてもいい作品だった。
・・・ドキュメンタリ制作に関していろいろと見直してみたいと思った。

帰りはパンテオン近くのアイスクリーム屋さんの
ヌテラ(チョコクリーム)をべっとりとぬったクレープを
食べ歩きをしながら家に向かう。