ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2009年 7月2日 ヴェーロリの工芸職人展 Le Botteghe di Santa Croce a Veroli

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photos: 1) the church you see on top is
Santa Salome: one of the three churches in Italy that
boasts of its Santa Scala 2) ups and downs 3) the chair-mender
4) the furniture restorer 5) our comode looks real good...
6) bottle-holders weaved by hand, Fernando's grandfather's maesterpiece
7) two nice Verolian ladies
8) a summer storm is brewing way out there...

先週土曜には工房でも皆に尊敬されている
フェルナンドの住む、フロジノーネ郊外の丘陵地帯にある
ヴェーロリを訪れた。
今年初めてヴェーロリとその周辺の街の職人たちの作品展が
市内の中世時代の地区で開催された。
サンタ・クローチェ教会を中心とするこの地区には
昔たくさんの工房があったそうだ。
それぞれの工芸職人に地区内の建物の一角が与えられ、
職人たちを訪れながら、上り下りの激しい、
かわいらしい地区内を散策するという形式の展示だった。
海抜600メートルの高さにあるこの街からは
チョチャリーア一帯が見渡せ、実に美しい景色が楽しめる。
展望台になっている小さな広場では
地方の料理が試食できるようになっていた。
「修復職人」として地元のヴェーロリにて正式デビューしたフェルナンド。
小さなスペースに修復職人のさまざまな(最高の)道具をきれいに展示し、
家具もフェルナンド自身が修復中のものに、
我々が修復したコモード(箪笥)も加えられた。
会期中の3日間、フェルナンドの「工房」にはたくさんの人が訪れ、
彼自身、いよいよヴェーロリに店を出す決心がついたようだ。