ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2010年 2月の苦み。

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10年前にローマに越して来てからはボローニャでもミラノでも
しなかったような、抗議ばかりをし、
毎回大した結果を得られぬまま引き下がるということが多く、
最近は黙っていることが多かった。
(区役所、警察署、美術学校事務室、バスの中・・・)
たいていこちらの抗議は決まって
「そんなに不満なら、自分の国にとっとと帰れ」という言葉に
巻かれてしまうことも多く・・・。
しかし、時にはたまっている不満を少しずつでも出して行った方が精神の健康のだめなのだと
昨日も気づき、とてもつかれてしまった。
喧嘩したくない相手と醜い喧嘩をしてしまったからである!!!
しかしイタリア人の場合、喧嘩をしてからよりお互いがより近しくなることが多い。
(初めてのイタリア式喧嘩の相手、チェチは今でも親友である。)
10年前に比べたら、少し喧嘩がうまくなったのではないかとも思う。
いずれにせよ、外国にいる年数の方が多くなってしまったとはいえ、
自分はやはり日本人的なところもあるので、
喧嘩の後のあの絶望感、自責感には耐えられないこともある。