ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2010年 2月20日 中学校、どこに決めた? Hai deciso per le medie?????

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今年に入ってからというもの、
親の間ではもっぱら中学をどこにするかの話題でもちきりとなり、
本当に耳が痛くなるほどだった。
どうしてもなになにちゃんといっしょじゃなくちゃいや、というのが
子どもの間ではなく、親が一番気にしていたのである。
子どもたちは実に落ち着いたもので、
ぼくは第2言語がドイツ語であればそれでよし(息子の言い分)、
私は音楽学科に入れればよし(フェデリーカ)、
私は双子の姉妹といっしょのクラスでさえばければどこでもよし(リリーとサラ)
といった感じである。
分校は管理が行き届いていないからやめたほうがいいとか、
どこどこのクラスでは気の違ったスペイン語の先生がいるとか、
イタリア語の先生が来年度から変わるなど、
いろいろな噂に振り回されてなかなか決められない親。
ある意味でしかし、ジェルミーニ文相の改革にもかかわらず、
いろいろなオプションがまだ許されるのはいいことだ。
とくに我々の住む地区の中学は、
息子が生まれた時から近所の人たちに「中学は絶対そこにしなさい」と
言われたくらい、教育熱心な学校として認められている。
息子の選んだ40時間コースは第2外国語のドイツ語の授業が
非常によいことで知られている。(第1外国語は英語)
また国語よりも数学の時間が1時間多く、
それも息子にとっては一つのポイントとなった。
キリスト教の授業は中学でも受け続けたいか、と息子に聞いたところ、
今の先生のような先生に当たるかも知れないので、
一応受ける、と答えた。
(宗教の教師は司教座から派遣されているのだが、
今年来た先生はキリスト教だけでなく、
比較宗教学のような授業をしているらしく、息子には
とてもおもしろいらしい。)

さて、希望のクラスに入れるかどうか、保証はないのだが、
いずれにしろ、冒険となりそうな3年間が待っている。

ps
息子はやっと国語(イタリア語)で念願の10段階での10をとりました!!