マンツィアーナの栗祭

ローマ北西のブラッチャーノ湖を見下ろす山の上の小さな街、マンツィアーナ。

山には見事な樫の原生林があります。

栗の木はそう多くないのですが、

近くのヴィテルボらでとれる栗を使った様々な料理を楽しめる

マンツィアーナの栗祭りはとても人気があり、

昨日の最終日もものすごい人出でした。

ワインはこの地方でとれたワイン。
ボトルには特製ラベルが貼られていました。

湖の見えるテラスのある広場に続く目抜き通りには

焼き栗ステーションが３カ所に組まれていました。

こちらは一番混んでいた屋台の並ぶ展望台広場の焼き栗ステーション。

遠くに湖が臨めます。

ふるいのような大きな鍋には大きなハンドルがついています。

鍋をゆすって栗を火に焙ります。

栗の粉入りのポレンタにたっぷりとかかったポルチーニ、サルシッチャ入りのソース。

人気料理の一つでした。

展望台広場にあるマンツィアーナの洗礼者聖ヨハネ教会。

街のメインの広場の展望台からは、カルデラ湖であるブラッチャーノ湖が見えます。

テラスは子供たちの遊び場になっています。

街の中の一番いい場所がこどもたちのものになっているのは

素晴らしいことだと思いました。

不景気で家賃の高いローマの街に住むのをあきらめた

若い家族が最近増えたことにより、

こどもの数も多くなったということです。

マンツィアーナを始め、ローマの北にある郊外の街では

音楽活動が盛んのようです。

マンツィアーナもラツィオ州のNashvilleと呼ばれているほど。

各地からたくさんのミュージシャンがお祭りに参加して

一日中コンサートがくり広蹴られていました。