ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

ソレント製寄せ木、再び・・・

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http://blogs.yahoo.co.jp/iammee1999/folder/136160.html?m=lc&p=8
にあるように、このブログをはじめました3、4年ほど前に修復した
ソレント製のライティングセット、
こちらのものは19世紀中頃、グランドヴィルのすばらしい寄木細工入りの
エレガントな品でした。
今回はポルタ・ポルテーゼの市で相棒と手に入れた同じくソレント製の
寄せ木細工入りの写真立て、同時代か少し後になります。
素敵な透垣彫刻です。
木は掃除をしてみたらオリーヴでした。
女性は南部特有の民族舞踊、タランテッラを踊っています。
そういえばナディアの箱(こちらは50年代)でもタランテッラ、踊っていました。
おそらく男性が踊っているものとついになっていたのだと思われます。

ナポリそしてその南のアマルフィの海岸沿いの街々、
北ヨーロッパの知識人や貴族の子弟たちの旅行先でした。
前にも書いたと思うのですが、手軽なお土産品の生産が発達。
この時代のソレントのもので折りたたみ式のものが多いのもそのためです。
同じ屋台で豪華な螺鈿の寄せ細工の入った折りたたみ式の鏡も売っていました。
1000ユーロということでした。
ちょっと高いけれど正当な値段かもしれません。