ローマ・デッサン帳

ローマでの生活、見たことや感じたこと、絵本と美術関係の仕事について綴ります。

2009年 12月 クリスマスおめでとう God Bless Us, Every One!

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本当は12月8日、無原罪のお宿りの日に立てるはずのツリーを
今年は息子の怠慢により(毎年こういう感じになっていくんでしょうね)
一週間遅れで立てることになりました。
息子が自分で飾れるように低めのツリーを買ったですが、
もうかなりツリーよりも大きくなりました。
毎年新しい飾りを、うちの裏のウィンドー用の装飾品店で購入しているので
小さいのに飾りのどっさりついたツリーです。
イタリアの家庭ではツリーの他にキリスト降誕の場面を
人形で表現したセットを飾ります。
こちらも羊を買い足したり、降誕の場面である小屋の上の苔を新調したりする
楽しみがあります。

昨日24日は7時半に家を出て近くの市場に勇んで出かけたのですが、
お気に入りの魚屋の前にはすでにものすごい人だかり!!
30分くらい並んで順番を待ったのですが、
どんどんと完売になるお魚!!!(だんだんみながあせる様子が
感じられ、おかしいのです。)
幸いねらっていたヤリイカとタラ、アサリを1キロずつゲット。
お客様にはいつもパセリがおまけとして配られるのだが、
昨日のパセリはクリスマスを象徴する赤い色の紙に印刷された
「お得意様に捧げる詩」にくるまれ、リボンがついていました。

本日の「クリスマスの昼食」のメニューは
ヤリイカのニンニクとレモン和え、
それからイカを裂いたら出て来たイカスミを使ったイカスミ・スパゲッティ
カルチョーフォのレモンとパルメザンチーズ入りサラダ。
デザートは夫の作ったチョコレート・マフィンでした。
(あまりにおなかがすいていて、せっかくの料理、写真を撮り忘れました!)

今朝は春のような陽気で近くの老人ホームのミモザが咲き始めてしまいました。
朝食の後、今年のプレゼピオが見たくてサン・ピエトロ寺院を訪れたのですが、
ローマのSant’Andrea in Valle教会の木像のプレゼピオが
基本となっているということです。
相変わらずとても地味な仕上がりでした。
(Ara Coeli 教会の豪華なパロック様式のプレゼピオがいいです。
この教会には世界中から祈りがレーザー光線のように集中して
輝いている赤子イエス人形が安置されています。
と前にも書いたような気がします。)
ツリーはベルギーのフランス語圏から運ばれてきたもの。
もともと切り倒されなければならないモミの木で、
樹齢100年、高さ30メートル、重さ14トン、巨大なものです。
夫は風邪、息子は機嫌が悪くてつきあってもらえず一人ででかけたのですが、
ゆったりと進む、世界中から集まる巡礼者たちの列に加わり、
それほどさびしくはありませんでした。

ps
息子と鉄腕アトムの映画を見て来ました。
映画館の中はなんと、私たちだけでした!
(みんなまだ、だらだらと続くクリスマスの昼食会中だったのでしょう。)
ストーリー・ラインには欠点が見られますが
楽しい映画でした。