#イラストレーション
ローマは突然春に突入したのかと思えば、 きょうは一気に気温が低下し、 ネーミ湖畔のネーミの街では雪が降り始めたと 工房で大騒ぎをしている人がいました。 こちらの写真は、先週の不思議な雲。 エル・グレコもびっくりするような渦巻き状の雲でした。 渦…
*写真はロヴェレート市内のデペーロ電車。 電車のかっこうをしてますが本当は車。 未来派展のオープニングに合わせて長い間改装中だった デペーロのCasa d’Arte Futurista(未来派芸術の家)もオープン。 街全体が未来派デペーロ・モードに入っていた。 未…
2)19世紀末の代表作:『ピノッキオ』、『クオレ』、サルガリの冒険小説とその挿し絵画家たち 2-1) 『ピノッキオ』の挿絵画家たち 『ピノッキオの冒険ーある操り人形の物語』という作品はデ・アミーチスの『クオレ』と並んでイタリアの児童文学を代表する作…
0)児童文学の誕生 イタリアにおける児童文学は1837年、パラヴィチーニLuigi Alessandro Parravicini の『ジャンネット』Giannettoという、ある少年の産業社会における立身出世を語った教科書の中で定義された。子どものための本とは、社会的、道徳的モ…
昨夜相棒といろいろ話していたのだが やはり子どもが自分でも読める挿絵入りの、 子どものために書かれた本が出版されるようになるのは 「児童」という概念が定着し、 中産階級の購買力が安定してから。 それまでは子どものための本と言えば教科書のみ。 (…
ムナーリの『読めない本』のシリーズ。 今となっては文字のないor文字を最小限におさえた、 色や形の「展開」を楽しむ絵本は 子どもの絵本の世界にも受け入れられているが (カーターのあのめっちゃ楽しい抽象的な飛び出す絵本は イタリアでもFranco Panini…
イタリアの児童文学史の本を読み進めているのだが 今までうすうすと感じていたことはただの印象では なかったということが判明。 ボローニャ・ブックフェアのイタリア館は どんしてこんなに教科書を専門に出版する出版社ばかりなんだろう、 例えばフランスと…
暑いです、ローマ。 北向きなのに日中は家で仕事ができないほど。 週末はフレジェーネの海辺でサッカー。 7時半頃になると浜辺にずらりと並んだビーチ施設が お片付けをはじめるので 砂浜がようやくわれわれのものになる。 まっくろに日に焼けたかっこいい…
* 工房でおやつを食べるぼくMunching the Summer Away * 食器棚credenza、ガラス戸付き棚(上)The Aretine Cupboard * 食器棚、(下) The Cupboard, bottom part * 箪笥comoユのその後 Eclectic-style Tuscan Commode アレッツォの家具2点の修復は順調…
As soon as I finised wax-polishing the 'madia' (kneading trough), I sent an sms to Nadia to tell her the good news. She promptly called back to tell me that she was coming to get 'her' (every piece of furniture that I restore assumes a per…
*My son and his brand-new classmate on the Tiberine Isle. 新しいクラスメートとともに、ティベリーナ島の夜。 *The "Broken Bridge" 「壊れた橋」 It's scorching hot! But I remember that August in Kyoto was hotter.... Last night I was back on …
息子の作ったお誕生日カードです。 お誕生会ラッシュ中に作りました。 こちらは女の子のお友達用。 「彼女よりも絶対お母さんの方が喜ぶと思うよ」と 言いながら手を動かす息子に 思わず笑ってしまいました。 今年も「美術」は憧れの「優」はもらえませんで…
*a Japanese plum tree with Liberty-style buildings in the background... Here in the Prati quarters we have a variety of trees and plants, like the Japanese plum tree now so heavy with its golden fruit hued in grey with the smog. There is a…
これはヴィッラの友人のガレージの一番奥に収まっていた「マーディア」。 小麦粉を保存し、パンをこねるために使われていたカッソーネ。 パンが手作りされていた時代には各家庭にあった家具だ。 下のほうに本当は引き出しがあって、できあがったパンを保存で…
*写真はトリノに向かう車窓から臨んだ水田。『苦い米』の舞台だ。 今年はボローニャのフックフェアをはさんで 何と合計3人のムナーリ関係のコレクターたちを訪問。 まずはバッコリ氏のバッコリ・コレクション。 アルト・アーディジェ州のカヴァレーゼとい…
今年はボローニャのブックフェアも大盛況だった。 日本の出版社にとってはしかし年度末にかかっていたので 参加が大変だったようである。 今回は仕事でブースの方はあまり回れなかった。 福音館のテーマ別の季刊絵本というのだろうか、はしかししっかりみた…
*写真は書棚の日焼けした問題部分の修復後の写真。3月15日の写真と比較するとおもしろい。 本日中世史研究所図書館、会議室での修復が完了した。 明日はちょうど中世史に関する会議が開催される。 予定通りに作業が運んだというわけだ。 締めくくりとし…
This is what the wall over my desk looks like now.